ブラジルで眞子様の結婚がどのように報道されているか

婚約報道後4年、小室圭氏が米国留学から3年半という長い期間を経て、秋篠宮家に挨拶に行き、いよいよこの結婚が現実的なものになってきています。
眞子様が12日にブラジルから勲章を受けたこともニュースになりました。日本で報道合戦が相変わらず過熱していますが、ブラジルでは二人の結婚がどのように報道されているのか日本国民の皆さんが色々気になることを調べました。

『結婚持参金を受け取らず日本の内親王が結婚』の報道がメイン

ブラジルではおそらく日系人でも私くらいの世代であれば、眞子様すら知らない人も多いと思います。この結婚問題に関心があるとすれば私のようなブラジル在住の日本人や一世二世の日系人の高齢者くらいでしょう。
アメリカではメーガン＆ヘンリーになぞらえて二人の結婚が多少話題にはなっているようですが、ブラジル人はアメリカ人程ロイヤルファミリーの憧れや関心はそこまで強くないように感じます。

26日に眞子内親王は30歳で小室氏と婚姻し、正式に皇籍を離脱、婚姻持参金の受け取りを放棄。二人はその日の午後記者会見をする予定。
日本国民が結婚を反対する要因となった小室氏の家族の金銭問題の懸念もあり、宮内庁によると婚約式である「納采の儀」、天皇皇后両陛下に謁見する「朝見の儀」などの、皇族公式の伝統的な婚姻関連儀式は行われないとのこと。

10月16日付　dunapressより一部引用翻訳。
https://dunapress.org/2021/10/16/princesa-mako-visita-os-tumulos-de-seus-ancestrais-para-informar-seu-casamento/

ブラジルのニュースでは、二人の結婚が良いとも悪いとも特に書かれておらず、かといって、忖度もしている訳でもない印象です。二人の結婚のスケジュールと事実を述べるのみの報道となっています。金銭問題については母親の元婚約者への借金トラブルについて述べているだけで、その他の疑惑、詳細、日本国民の感情については詳細には報道されていません。どのニュースもおおむね内容に相違はありませんが、Advogado（弁護士） Kei Komuroとなっています。

 

2018年の眞子様のブラジル訪問

秋篠宮家は海外日系人協会との交流が深く、眞子様は日伯移民110周年目の2018年に、日系人が多く住む都市など全10都市を訪問されました。ブラジルでは特に日系人を中心に熱烈な歓迎を受けましたし、眞子様の訪問を大変喜んだのは事実です。小室氏の金銭問題はすでに発覚・結婚延期後でしたが、ブラジルでは眞子様の結婚については悪く言う人はいませんでした。パラナ州マリンガー市を訪問した時の地元ニュースの動画です。

ブラジルに住んでいる人でないと、ブラジルの距離感が想像できないと思いますが、約1週間でブラジルの南から北の10都市訪問ってかなりのハードスケジュールだな、と思いました。公務としてはよく頑張ってこなしたのではないでしょうか。

眞子様がブラジルから授与されたリオ・ブランコ勲章とは

ブラジルの外交官であり、歴史家であったリオ・ブランコ男爵を称え、1963年2月5日、ジョアン・グラール大統領の法令により制定されました。名誉ある言動、行動を起こした人物に、ブラジル外務省から与えられる市民功労勲章です。記章は、勲章に添付されたメダルに加えて、グランドクロス、グランドオフィサー、コマンダー、オフィサー、ナイトの5つのグレードに分けられます。眞子様は2018年のブラジル訪問で日本とブラジルの国際親善に寄与された、ということで最もグレードの高いグランドクロスを授与されました。

リオ・ブランコ勲章の授与は基本的には4月18日の「卒業証書の日」にブラジリアにあるブラジル外務省で授与、と規定されていますが、式典は今年の8月18日に行われたようです。4月はコロナ状況がひどかったので、もしすると延期されたのかもしれません。眞子様のように、ブラジル国外の外国人に授与されるときは領事館を通じて渡されます。

ブラジルからの勲章授与で副賞はあったのか？

ブラジル国内のブラジル人受賞のニュースはありますが、眞子様の勲章授与についてはブラジルではほとんど報道されていません。報道しているのは日本のブラジル人向けメディアとブラジルの日本人向けメディアのみ。

「パラグアイからも勲章を受け、1億５千円の副賞を受け取った、次はブラジルか」や、眞子様が授与されたのは皇籍を離脱する2週間前でしたので、「一時金のないかわいそうな眞子様にパラグアイやブラジルが協力した」、などの噂がネット上のコメントなどにありました。その点についても検証してみました。

ブラジル政府の外務省の公式HPにリオ・ブランコ勲章の規定が記されていますが、副賞のようなものはないようです。また、この勲章が眞子様に授与されることは、ブラジルではすでに2020年の10月13日の法令で決定されていたことだということが分かりました。

このページに眞子様の名前が載っています。グランドクロスを授与された外国人は眞子様の他にパラグアイの外務大臣がいます。

出典　ブラジル外務省公式HP
https://www.in.gov.br/web/dou/-/decreto-de-13-de-outubro-de-2020-282467112

外国人は眞子様を含めて25名ほどの授与が決まっていました。昨年はまだ日本でも一時金を放棄することは決定していませんでしたし、その時点でそんなことをブラジルが知る故もありません。眞子様以外にも受賞者がたくさんいますし、他の受賞者にも、もしくは眞子様だけにそんな億単位の副賞のお金なんてブラジルが出せるとは思えません。したがって、はっきりとは分からない憶測でコメントするべきではないと思います。

さて、ここからは個人的意見です。これまで公的に発表されたことや報道に対する矛盾点をまとめます。

二人の結婚について思うこと

小室氏について

この4年間でオンラインでもどんな形でも金銭問題についての「説明」はもっと早くできたはず。母子家庭で育ち、お母さんの恋人にお金を借りた、までは構いません。贈与を受けたのはお母さんですが、学費を払ってもらったのは事実なので、元婚約者の方に感謝の気持ちを表していればもっと応援されたはずなのに、そんな態度もないどころか、解決済みだ、贈与だったの一点張り。その誠意のなさが、国民があなたたちを好きになれず、皇室の婚約者にふさわしくない、祝えないという理由なのです。

• 文書で示していた元婚約者の方への「解決金」お支払いは？
• フォーダム大学留学は奥野法律事務所から留学費用を貸与され、卒業後は日本に帰国して奥野法律事務所へ就職の予定のはずだったのでは？

どうなったのか会見で説明して欲しいです。

佳代さんの疑惑について

• 遺族年金の不正受給職場
• 労災手当の不正受給　

もはや詐欺に近い疑惑もまで出てしまっていますが、この説明はないまま婚姻届けを出し、無難な会見になるのだろうな、と予想されます。刑事告発の行方はどうなるでしょうか。

「眞子様お幸せに！」と言えないのは好きというだけで結婚生活は幸せになれるとは限らないと多くの国民が知っているからです。疑惑だらけの義母が皇族の親戚になるということですから。体調不良を理由にせずに元婚約者の方ともきちんと話して頂きたいものです。

眞子様と「複雑性PTSD」について

眞子様にはがっかり。この病名を出す事で国民をけん制しようとしているのが丸わかりです。まるで国民が眞子さまを虐めているような発表です。「誹謗中傷」というのは木村花さんのように、テレビの演出と実際の人物の事実とかけ離れているあることないことを言われることです。26日の記者会見で突っ込んだ質問をさせないための防衛でしょうか。そしてその状態で会見はできるのですか。

眞子様は中学生から誹謗に悩んでいた、との発表でしたが、眞子様が中学生の時期はどちらかといえばメディアは雅子様へのバッシングがひどく、秋篠宮家へのバッシングなどほとんどなかったはずです。むしろ悠仁様の誕生で、アゲアゲだったはずですよ。
また雅子様は適応障害で長らく公務もままならず、今も完治はしていないですが、眞子様はその間、大学生活、留学、博物館の仕事、公務を滞りなく行われていましたよね？
また、二人は結婚後、アメリカで結婚生活を送るようですが、複雑性PTSD患者には普通米国のビザが発行されないことについてもどのように説明するのでしょうか。

例え一般人になったとしても、祝福もされない、国民に納得されない、佳代さんも眞子様の体調不良を隠れみのにし、逃げるような結婚ではいつまでも世間から冷たい目で見られるだけです。これだけ反対される結婚をするということは、

愛国心が高い人に命が狙われたり、危害を加えられる危険があること

あなたたちを守るために今も何千人の人が動いて守っているのか。

これから生まれる子どものこと

考えたことがありますか。

私は眞子様より少し年上ですが、生まれたときからテレビでかわいらしい姿を見てきました。国民の中には姉のような、母のような気持ちで心配している人もいるんですよ。

秋篠宮様について

昭和天皇の喪中に「紀子と結婚できないなら皇族を辞める」と言って結婚したのですから、そりゃぁ娘がどうしても小室圭氏と結婚したいと言われたら、反対したい気持ちいっぱいでも、反対できる立場にないですよね。父としてはとても複雑な心情であることをお察しします。「儀式の所作が難しくて、兄の真似をした」、とか「兄が高齢になったら自分も高齢で継げる気がしない」とか公の発言で自信のなさが目立ちます。でも皇位継承を放棄もせず、離脱もしない、ご自分で決めて儀式をして、皇嗣になったのであれば、もう少し堂々としていて欲しいです。あと猫背が気になるので、まっすぐに立って、目にかかっている前髪を切ってください。

宮内庁について

毎日のように苦情の電話が鳴りやまず、早くこの問題を片付けたくてしょうがないのは分かりますが、国民により添うはずの皇室の広報担当とでもいう宮内庁の発表もここ1年は到底、国民が納得するようなものではありませんでした。むしろ国民感情の火に油を注ぐような発表ばかり。

小室文書を『よく説明されている』と評価し、挙句の果てに『眞子様は複雑性PTSD』公表した宮内庁！診断した精神科の医師！「結婚したら病状は改善に向かう」？「婚約者の金銭問題の説明をきちんとして国民が納得すれば」国民の批判はやみます。いや、早くしていればやむはずだった。その辺をうやむやにしてきたのでもう遅いし、取り返しがつかなくなっています。眞子様にはちゃんとカウンセラーがついていたのか、ついていたならいつからついていたのか公表してください。

複雑性PTSDは戦争や震災、虐待など耐えがたい経験をされた方なりやすい病気のようですが、そんな単純に治る病気なんですか？「本当に」この病気で苦しんでいる方に失礼じゃありませんか？

メディアの報道の仕方について思うこと

国民の一番の関心事、小室記事が儲かるとはいえ、ちょんまげにそこまで過熱する必要はないです。きちんと縛っていたのだから不潔感はなにもなかった。あと小室氏が実家を出て、とかいちいち時間刻みに速報として報道するようなことでしょうか。個人的には秋篠宮様の前髪の方が気になります。小室氏がいくら格好のバッシング対象とは言え、あげ足取り過ぎです。

平成は「美智子様～紀子様～」だったのに、令和になった途端、あれだけ雅子様をバッシングしていたメディアが手のひらを返したように雅子様を上げはじめて、秋篠宮家と小室家をバッシングし始めたのはおかしいです。

秋篠宮家の教育方針についても「自主性を重んじる教育」を賛美していたのに、今では「自主性を重んじる家庭教育の結果私優先となった」とコロっと変わりましたね。物は言いようです。私は小学生のころから割と皇室に興味があって、テレビや週刊誌で皇室報道の変遷を知っているので違和感を感じます。

そして婚姻が決まった途端、なぜ国民の5割が結婚に賛成などと嘘を報道したり、芸能人のコメンテーターは応援したりするのでしょうか。国民が著名人を誹謗中傷する態度というのはメディアが煽っているから、という大きな責任もあると思います。

皇室は必要か、不必要か

皇室史上異例づくしの結婚で「皇室はもう不要だ」という意見も多く聞かれます。私は日本神道の存続を願う観点では皇室は必要だと思っています。皇室を不要だ、と言うことは古来から続く日本神道をも否定することと等しいと思うからです。

 

日本国民からすれば、「1回ブラジルを訪問しただけで、ろくでもない婚約者と結婚する眞子様にどうして勲章が？」と思われるかもしれまんが、ブラジルから大統領や大臣レベルに与えられるようなグレードの勲章をもらったのも、日本の皇室への敬意のあらわれかもしれませし、このグレード以下の勲章を眞子様に与えるのは国際マナーとして失礼になると思ったかもしれません。

ただし、皇族のために大学入試方式を変えたり、皇族の婚約者の家族だから捜査されなかったり、皇族は逮捕されないという法律や忖度は見直されなければいけないと思います。国民の支持と尊敬があってこその皇室だと思うので、クリーンでなければ、皇室は不要だ、税金泥棒と言われても仕方がないと思います。

皇室の存続とあり方について

海外では眞子様＆小室圭氏の結婚うんぬんよりも、日本の皇室の後継問題の方がより関心が高いと感じます。特に男女平等の概念が進んでいるヨーロッパの方では、「眞子様が皇室を出て一般人となり、皇族の人数が減り、男系男子にこだわる日本はどうするのだろうか」と皇室の古い習慣に疑問を投げかけています。

個人的には天皇になる方は愛子さまでも悠仁様でも構いませんが、秋篠宮様の後、男子が悠仁様しかいない、というのは少し不安定な気がします。悠仁様に何かあったときにその後継の男子がいない場合どうするのでしょうか。佳子さまが最近ジェンダーについて語られていましたが、現在のところ男系男子のみが天皇を世襲する皇族の方が「男女のジェンダーの格差」の話をされてもあまり説得力がないと思います。

また、日本の皇室の秘匿性、タブー性が大きすぎて、皇族の方の素顔や気持ちが皇族の公務で関わったごく一部国民、誕生日会見などでしかお気持ちを発表できる機会がないからこそ、メディアも国民も事実とは違うかもしれない憶測報道が過熱し、批判も生みだしやすい状況を作っているのではないでしょうか。

皇室の皇族も公式インスタグラムをやって！とまではいわないけれど、日本の良い伝統文化は残しつつ、菊のカーテンをもう少し公開して、国民に近づき、国民の意見をよく聞いて、新しい時代に即さない慣習は変えていくべきだと思います。

以上の私見はすべてこれまで見てきた過去の公式の発表、発言に基づいた事実のみについてだけ述べたもので、いわゆる皇室の単なる噂や、出所が分からない皇室情報、信憑性が低い情報は一切書いていません。誹謗中傷とは噂などを根拠にあることないこと攻撃することです。この問題で一番悪いのは元をたどれば佳代さんだと思いますが、早めに説明をせずに嘘をついた小室氏、早期に問題を把握できなかった宮内庁、秋篠宮家、国民の気持ちにより添うことよりも自分の気持ちを優先した眞子様、ころころ論調が変わるマスコミ、それに踊らされてあることないことをSNSなどで拡散させる国民。結局、みんな悪いじゃない？それぞれの良いこと、悪いことを忖度一切なしで書きました。

日本の未来のための意見・提起でした。

 

確かに(笑)

26日は一体どんな会見になるのでしょうか。