ブラジル生活10周年を迎え、もしも10年前にタイムスリップできるとしたら
過去の移住前の自分に伝えたいことを考えてみました。
とりあえず最低限3つ!
これだけはしておいた方がいい!
とりあえず暮らせる!
まず外国人身分証明書の手続き、については省きます。とりあえず、ブラジルに入国してから
6か月間はいられるので、永住権や外国人身分証明書がないからといって焦る必要はありません。
それよりも大事なのはコレ!
1.CPFの申請
外国人身分証明書よりも圧倒的に提示する機会が多いのは、
ブラジル税務署(Receita Federal)が発行する11桁の個人番号、CPF(納税者番号)です。
- 携帯電話やSIMの購入
- 銀行口座開設、振り込み
- 不動産、自動車、電化製品などの購入
- お店のお買い上げポイント付与
- お店の抽選キャンペーン参加
- ネットショッピング
- 宝くじの購入
- 確定申告
- 消費税の還付 などなどその他多数
- SUSの利用
また、2020年から、日本からブラジルへ荷物を送る際、宛先人のCPFの
記載も義務付けられました。
ブラジルで金銭がかかわるありとあらゆる場面で必要になるのが納税者番号なのです。
CPFがないと特に普段の買い物や売買に不便です。
永住権がなくてもパスポート、住所を証明できるものを
郵便局へ持っていくだけで申請、その後税務署にて発行ができますので、
ブラジルに着いたら即効しておきたい手続きです。
日本のブラジル総領事館でも申請ができますので、
東京や名古屋の領事館が近い方は渡航前でもできます。
番号は即日その場で発行され超簡単に申請できるので、ブラジルに来てからでも問題はなし!
申請方法は旧ブログ参考
子どものCPF
ブラジルで生まれた子どもは出生証明書に自動に納税者番号が付与されます。
2013年ファビが生まれたときはまだ郵便局に行って登録手続きをしましたが、
2016年カルロスが生まれたときはブラジルの登記所の出生届け手続きをし、
発行された出生証明書にすでにCPFがついていました。便利になった!
子ども?納税しないのに?必要なの?と思いますよね。
子どもの納税者番号も結構色々な場面で必要です。
- 扶養家族としての確定申告するとき
- 学校入学手続き
- 市の無料スポーツ・文化教室の申し込み
- 市の施設の利用予約
ブラジルにこれから住む人はすぐに郵便局(市町村の本局)へ行ってCPFの申請をしよう!
2. ブラジル運転免許書の取得
サンパウロのように公共交通機関が発達しているところなら運転できなくてもなんとかはなります。
そもそもブラジルには日本のように旅客鉄道網がサンパウロやリオの地下鉄以外ありません。
大都市以外の郊外は「超・車社会」です。
ブラジルの運転マナー悪いし~怖いし~
どうせ車乗らないから~
運転しないから~
UBERあるから~
スクールバスあるから~
日本でも免許もってなかったし~
ペーパードライバーだし~ミッション無理~
ブラジルにこれから暮らしたい、住みたい、という方は男女問わず!
つべこべ言わずにさっさと自動車学校へ全員行くことを強ーくおすすめします。
しかも女性だったら時間がもっとある子どもを持つ前にです。
子どもを持ってからの方がさらに必要性を感じます。
大丈夫。わたしでもできた!ゼロから取るのでも日本よりも簡単で、費用も安いから頑張って!
UBERでの送迎
子どもの学校や習い事の送り迎えもUBERがいくら普通のタクシーより安いとはいえ、毎日となるとかなりの費用になります。
到着時間を逆算したり、マッチングの最中にキャンセルされることも考えると、
出る時間に余裕を持たないといけません。
ブラジル運転免許書はあったけど、車がなかったときに経験済み
スクールバスでの送迎
さらに子どもが怪我した、気分が悪いので迎えに来て下さーい。という不規則な
ことにスクールバスは対応できません。そういうときは車がないとUBERで行くしかありません。
スクールバスも子ども1人ならいいですが、2人以上になると結構高額になります。
UBERもスクールバスも運転疲れがないのはメリットです。
日本の運転免許書をお持ちでない方は、学科、実技がありますので
何か月か時間が必要です。
日本の免許お持ちの方は、学科が免除されます。
運転適正検査、実技試験(縦列駐車と5分間の路上走行)に
合格すれば運転免許書をもらえます。
練習も含め最短で2-3週間もあれば取得できます。
日本の免許書をブラジルに持ってくるのを忘れずに!
自動車学校入学の際、必要です。
旧ブログ参考
実際の生活で運転するかしないか、2台目の車を持つか
そんな先のことは度外視していいのです。
とりあえず運転ができる状態にある、ということだけで
本当にいざというときに助かります。
配偶者がお酒を飲むとき、長距離ドライブで交代など。
会社の許可があればの話ですが、知り合いの駐在妻の方も免許を
取って、旦那様がお酒を飲まれるときは奥様が運転していた方もいます。
運転免許書は身分証明書としても便利
運転免許書にはCPF,RNE番号も両記載されているので身分証明書の提示が
求められる場所では運転免許書だけでOK!
免許を持つ前はRNE,CPFの承認付きコピーも持ち歩いていましたので、財布がかさばったわ!
3. ポルトガル語の学習
実はブラジルに着いたばかりのころ、「住んでればそのうち話せるようになるでしょ」と考えていました。
そして半年ほど全く何も勉強していませんでした。
このブログでも何度もお話ししていますが、私の夫も夫家族も日本語上級レベルの会話が
できるのでポルトガル語が話せるようになるわけがありませんでした(笑)
いや、ブラジルに住むなら一にポルトガル語、二にポルトガル語
そして言葉の習得に「これでいい」という終わりはないのだ!
これは勉強しなければ、と思っていたところ、夫の友達で日本語を勉強したい子が
いたので、彼女に日本語を私が教え、彼女が私にポルトガル語を教えることに
なりました。
第1子の出産を機に彼女との勉強を中断しましたが、彼女と勉強したおかげで、
ポルトガル語の文法基礎は身についたので良かったと思います。
第2子の出産前までは、日系人の先生にプライベートレッスンをしていただいていました。
そしてポルトガル語を少しは勉強しておいて良かったと実感するのはやはり
これも子どもができた後です。
学校の先生との連絡、保護者会、ママ友とのコミュニケーション、
学校のテスト勉強のつきあい(もはや一緒に勉強)
ポルトガル語の学習についてはそのうち
一つの記事にしたいと思います。
豊かなブラジル生活を送るためにとりあえず3つやっておこう!
コロナ渦の中今はブラジルに移住、もしくは駐在での帰国することを延期し、
日本で待機・準備していらっしゃる方が多いと思います。
ステイホームが続き、時間があるようでしたら是非ポルトガル語の勉強を
少しでもするとブラジルでの生活がスムーズになると思います。
私自身の経験では早くやって良かったと思うことが1,
2,3は取り掛かりが遅かったので、もっと早く子どもを持つ前にやっておけばよかった、
そして結果的にやっておいて大正解と今思えていることでした★
以上、ブラジル生活の開始直後にやるべきこと3つを記しましたが、実はもうひとつだけあります。
長くなるので、また次回の記事にまわしますね。
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