ブラジルコロナ禍の1年をふりかえり

脅威はコロナか人か医療・健康

昨年3月からブラジルでQuarentena(外出自粛)生活が始まり丸1年が過ぎました。

すっかり今までとは違う生活になりました。その変化で必死の毎日だったので、過ぎればあっという間だったという感じです。ただ、子どもの1年間の成長ってとても大きいですよね。その時間を無駄にしたくない!という気持ちが大きかったので、オンライン学習の付き添や習い事のサポートは頑張ったと自負しています。

2月23日の天皇陛下のお誕生日で、陛下が愛子さまのオンライン授業をご覧になり、「自分も新しい知見を得られた」、とおっしゃっていたことが印象的でした。僭越ながらも「そうそう、そうですよね!私も同じです!」うなずきました。子どものオンライン授業は全てポルトガル語ですので、ポルトガル語の勉強にもなったし、教えるのが上手な先生の話し方、生徒の褒め方などを日本語の授業の参考にさせてらもいました。

学校は州政府プランに沿って、その都度対応が変わるので、子ども達の通学状況もその都度変わっています。サンパウロ州では警戒レベルが色によって別れていて、FASE LARANJA(オレンジ段階)のときは全生徒数の50%が通学可能、VERMELHO(赤段階)で35%しか通学できません。ファビやカルロスのクラスは3チームに分かれ、週2、3回の通学とその他の日はオンライン授業です。

コロナ禍で良くなった変化

フードデリバリーサービスがさらに便利になった

ブラジルはコロナ前から、スーパーやレストランのデリバリーが割と普及していました。私がブラジルに移住した10年前は電話注文で配達を受け付けてくれるレストランが多かったですが、ここ数年はifood, UberEatsといったアプリサービスに登録するレストランが増えてきて便利になってはいました。

コロナ禍でアプリサービスを利用するレストランがぐんと増えただけでなく、商業活動の店舗販売の制限でwahtsappを利用した注文の受付や配達をするお店増えました

summereyes
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自宅から出なくても届けてくれる楽さをすっかり味しめちゃったよ~

毎週利用しているのが、養鶏所から直送してくれる卵の配達と畑から直送してくれる野菜の配達サービス。2つとも個人がやっているビジネスですが、スーパーより安くて新鮮、美味しい!スーパーでの買物も野菜と卵以外で済むので、かなりの時間の節約にもなりました。

外出や外食があまりできないとなると、人の生活の基本である「食」に楽しみが向きますよね。工場直売所を発掘したりとか、フードデリバリーサービスを利用して、美味しいレストランを発見したりこのデリバリーサービスはコロナの後も是非続くといいなと思います。

新しい働き方ー自宅でオンライン勤務ー

ブラジルは1か月まるごと有給を取ることが多く、平日の一日、という取り方はあまりしません。

夫は隔日で自宅勤務と出勤になりました。空いた時間に平日にしかできない銀行などの野暮用を済ませることができたり、パパが家にいるとやはり子どもは喜びますねぇ。

私の場合は、コロナ前は生徒さんに自宅へ来てもらって日本語を教えていましたが、コロナ後オンライン授業に切り替えました。市外に住む生徒さんとも授業ができるようになったことで、むしろ仕事が増えました。

執筆の仕事の方もブラジルのコロナの状況を伝える需要がありましたので、こちらも国境を越えて自宅で仕事ができたのはとても良かったです。コロナ不況でお仕事を失ってしまう方や大変な思いをしている方も多い中、仕事に恵まれてありがたかったです。

「出勤しなくても自宅で、オンラインで出来てしまうことがこんなにたくさんあるんだ」、という気づきはコロナがなければ定着しなかったと思うので、おそらくコロナの後も根付くような気がします。

化粧品、洗濯の手間がない、ガソリン代が節約できた

オンラインあるあるだと思いますが、オンライン勤務とオンライン授業だと学校の制服と夫の仕事着の洗濯の手間が省けて洗濯の量が全然違いました。オンライン授業は制服で受けていましたが、下は何を着ても自由なので、下手したら下だけパジャマのままのときも。それから毎日の通勤&子どもの送り迎えがない分、交通費は節約になりますよね外にあまり出ないから化粧も全然減らない

summereyes
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マスクするから口紅の売り上げって全世界でどのくらい減ったかなぁ

人間関係の煩わしさからの解放

これもニ分に分かれると思います。普段人と接することが好きな方にとっては人恋しいでしょう。普段人間関係を築くのが苦手な人、気遣いをしすぎてしまう人にとっては煩わしい人間関係から解放されて良かったと言えるでしょう。

ちなみに私は仲の良い友達には会いたいし、子どもも遊ばせたいとは思いますが、一人っ子で育ったせいか、人に会えなくて寂しい、というのはあまり感じません。

むしろ子どもも夫も自宅にいるときはなおのこと、1人の時間が無償に欲しくて「早くコロナ終わってくれー」と思ったりするので、一人の時間ってこんなに大事なんだ、欲しているんだ、と実感。

ところで、コロナのおかげで、人の本性がすごく分かりやすく見えたってことありませんか?

われ先にアルコールやトイレットペーパーを独占しようとする人

そして今でいうとブラジルではワクチン接種の割り込みや独占といったところでしょうか。

自分本位の人なのか、大変な時にも他者を思いやられる人なのか、感謝が出来る人なのか。

見事に二極化したのではないでしょうか。

コロナ禍での学びと、不安なこと

メディアの報道は半分信じて半分疑え

summereyes
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怖いのはコロナより人の目、差別、批判

 

基本超ポジティブシンキングでありますが、今一番不安に思っていることは世の中の流れです。良い方向に進んでいるとはどうしても思えないのです。

個人が自由に選ぶ権利が尊重されなくなることに不安があるかな。

ワクチンしてないと学校いっちゃだめよ、日本に入国しちゃだめよ、コロナのためにね、みーんな同じことしないとしてね、した方がいいよ?

なんてことになったら嫌だな、と思う。

手洗い、うがい、マスク、消毒、三密避けて、がコロナを防ぐために大事なのは分かる

でもコロナ禍の後もこれがスタンダードになって欲しくはない、って思う。

子どもって学校行って、友達や先生と接したり免疫つけて病気に強くなっていく。なんだか人類がそういう病原体に弱っちくだんだんなっていくんじゃないか、と危惧しています。もしコロナが終わってもソーシャルディスタンスなんてしてたら異常な世の中だよ。人間が病原体でまるで汚いみたいじゃん。

睡眠、健康な食事、運動これが一番の予防と薬。

世界的の流れ、みんなマスメディアの言うことをまともに信じ(騙され?)

右向けならえの状態に見えるんだよね。

第二次世界大戦のも大きな情報操作があったように、もちろん今の時代も多いにあると思うし、戦争に反対する奴は非国民だ!

今、この同じような状態にある気がするの。

summereyes
summereyes

なんだか間違った正義が世の中に溢れだしている感じしない?

市外ナンバー車への嫌がらせ、マスク自警団、

会ったこともない芸能人をネット上で叩くとかさ。

だからコロナよりやっぱり人の方がよっぽど恐ろしいなぁと思う今日この頃です。

ウィルスは変異するものだから、コロナとの闘いはすぐには終わらないけれど、

数年もきっと続くわけではないと信じて、正しい情報選択、

ぶれない自分の信念を大事にしていきたいと思います。

 

コメント

  1. cororon より:

    こんばんは。記事を楽しく読ませてもらっています。
    コロナ禍で渡伯したばかりの初心者です勉強になります。
    早くマスク無しで外を歩ける日が来て欲しいですよね!

    • summereyessummereyes より:

      cororonさん、

      はじめまして!ようこそブラジルへ!コロナ禍での渡伯、大変でしたね。
      まだまだ完全に自由にできることが少ないですが、ご自宅で楽しめる
      ブラジルの食べ物などを是非楽しんでくださいね☆なにかブログで書いていない
      質問などがありましたら、いつでも聞いてください。

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